Windows Vistaの良くあるトラブル事例とその対応策を説明します。
新品のパソコンが重い
Windows Vistaのパソコンを初期設定後、大変重く感じます。更に初期設定後インターネットに接続すると更に重く感じられるようになります。
まず、パソコンの初期設定が終わるとWindows Vistaはパソコン内のファイルを素早く検索するためもインデックスを作成します。コントロールパネル→システムとメンテナンス→インデックスのオプションで作成中か終了したかを確認する事が出来ます。
インターネットに接続するとWindows Updateが始まります。また、セキュリティソフトのアップデートも始まります。
対策は、何もせずにほうっておく事です。数時間待てば軽く感じられるようになります。
また、Windows Vistaはメモリを大量に消費します。Home Basicの512MBのパソコンは大変に重いものです。Windows Vistaのメモリは論理的には4GBまでとなっていますが、それぞれのパソコンにより最大メモリが決まっています。コストパフォーマンス的に2GBにするのが良いと思います。
前述したWindows Aeroを解除すると少しは（かなり少し）軽くなるようです。
パソコンをほうっておくと画面が真っ暗になる
メーカー製のパソコンの初期設定では、短時間で自動的にスリープ状態になるようになっている事があります。スリープになると画面が真っ暗になってしまいます。
対策として、コントロールパネルのシステムとメンテナンス→電源オプションでバランスが選択されている事を確認し、プラン設定の変更をクリックします。
ノートパソコンであれば、バッテリ駆動のディスプレイの電源を切る：を１時間程としておき、その他は「なし」とします。
デスクトップでもディスプレイの電源を切る：を１時間程としておきます。この設定により画面が真っ暗になる事はありません。
キーボードがおかしい
メールを使おうと思いabc12345＠xxxxx.ne.jpと打ち込もうとしても＠が入力出来ないという現象が時々生じます。また、￥も入力出来ません。
この現象は日本語キーボードであるべきものが、誤動作により英語キーボードと認識しているからです。
対応方法を説明します。
１．コントロールパネルからデバイスマネージャを選択
２．キーボードをクリックし、「101/102英語キーボードまたはMicrosoft Natural PS/2キーボード」と表示している事を確認
３．「101/102英語キーボードまたはMicrosoft Natural PS/2キーボード」をクリックし「ドライバ」タブを選択します
４．ドライバの更新を押します
５．コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します(R)を押します
６．コンピュータ上のデバイスドライバの一覧から選択します(L)を押します
７．互換性のあるハードウェアを表示(C)のチェックを外します
８．チェックを外すと画面が切り替わります
９．「製造元」を（標準キーボード）を選択し、「モデル」を日本語PS/2キーボード（106-109 キー）を選択し次ぎへを押します
１０．ドライバの更新警告を表示したら「はい」を押します。
１１．「ドライバソフトウェアが正常に更新されました。」を表示したら「閉じる」を押します。再起動を求めた場合は再起動させます。
最近見たファイルが家族に分かってしまう
Ｈな画像等を見た事を家族に知れては困ります。初期設定では最近見たファイルは全て知られてしまいます。スタートメニューの「最近使った項目」でばればれです。
スタートボタンを右クリックしプロパティを表示させます。［スタート］メニュータブを選択します。プライバシーの「最近開いたファイルの一覧を保管し表示する」のチェックを外しOKを押します。
Vista付属のWordやExcelで保存するとXP以下のパソコンで読めなくなる
Vistaに付属のOffice2007のWordやExcelで直接保存するとXP以下のパソコン（Office97/98、Office2000、OfficeXP、Office2003の各バージョン）でデータが読めなくなってしまいます。
そこで、スタートボタンを押し、名前を付けて保存からExcelであればExcel97-2003をWordであればWord97-2003を選択して保存します。
